2023年5月上旬・午後13:50頃・晴れ
里山を流れる沢の源流部の渓谷が冬の雪崩で埋もれていたのですが、その雪がだいぶ溶けていました。
両岸の地面よりも雪面が高く盛り上がっていたのに、低くなっていました。
標高が低くて初夏には完全に消失するので、雪渓というほどではありません。
土で汚れた残雪の上にニホンアマガエル(Hyla japonica)が居ました。
越冬明けの個体が日光浴していたようですが、雪上では体温が上がらないでしょう。
カエルは変温動物ですから、雪上では低体温で仮死状態なのもしれません。(行き倒れ)
アマガエルの生死を確かめるために私が動画を撮りながら靴の先で蹴るふりをすると、ピョンピョン跳んで逃げ始めました。
そのまま連続して跳ぶと、雪の無い地面に無事に上陸しました。
気温や雪面の温度を測るべきでしたね。
連続跳躍の様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:21〜)
ちなみに、雪崩で埋もれた渓谷を渡るカモシカなど野生動物の足跡は見つかりませんでした。
雪面がガリガリに固いと足跡が残りにくいのです。
それともスノーブリッジの下の見えない空洞を踏み抜く恐れがあるので、危険を察知して春の間は通行を回避しているのかもしれません。
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