前回の記事:▶ 春雨の夜にうろつくニホンアナグマ♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】
2023年5月上旬
ニホンアナグマ♀(Meles anakuma) の営巣地で夕方に撮れた監視映像をまとめました。
シーン0:5/1・午後14:25・(@0:00〜)
明るい時間帯に偶々撮れた現場の様子です。
シーン1:5/1・午後18:17・(@0:03〜)
日没前の夕方に♀が巣穴の外に出てきました。
ちなみに、日の入り時刻は18:32。
かなり薄暗くて画質が粗いですが、珍しくフルカラーで録画されていました。
アナグマ♀が広場で痒い体をボリボリ掻いて身震いしてから、右手前の巣穴Rに入りました。
実は巣口Rもよく見ると更に2つに別れているようです。
シーン2:5/1・午後18:24・(@0:28〜)
珍しくアナグマが左奥の巣穴Lに入る様子が記録されていました。
地中で巣穴Rと繋がっているのか、独立した巣穴なのか、確かめていません。
しばらくすると、同じ巣穴Lから外に出て左に立ち去りました。
シーン3:5/2・午後18:43・(@1:09〜)日の入り時刻は午後18:33。
翌日も夕方に♀が登場。
出巣Rした♀が身震いすると、前脚で軽く広場の地面を掻きました。
獣道をノソノソと手前に歩いてきます。
私が置いておいた藁の束はアナグマ♀が既に全て巣穴に搬入してしまい、もう残っていません。
藁が敷いてあった地点に未練がましく座り込みました。
やがて立ち上がると、手前にゆっくり歩き出し、死角に消えました。
シーン4:5/2・午後18:44・(@2:20〜)
別アングルの映像をご覧ください。
右手前に生えた灌木の枝葉の陰に隠れてしまっていますが、獣道に座りこんで休んでいます。
赤外線を照射するトレイルカメラ(新機種)の存在を嫌がり、死角に隠れようとしているのかな?
やがて立ち上がると、地面の匂いを嗅ぎながらゆっくり右へ歩き去りました。
シーン5:5/3・午後17:44・(@2:41〜)日の入り時刻は18:34。
夕方に♀が巣口Rに座って体を左後脚で掻いていました。
巣口Rを乗り越え、巣口Lとの中間エリアに座りました。
近くの農地でトラクターが農作業する騒音♪や地響きのような振動が届いても、当地のアナグマはすっかり慣れていて全く気にしない様子です。
立ち上がって身震いすると、左に立ち去りました。
シーン6:5/6・午後18:05・(@3:14〜)日の入り時刻は午後18:37。
3日後の夕方、雨がしとしと降っています。
♀が巣口Rの周囲を回り込んで広場と巣口Lを経由してから、足早に左へ立ち去りました。
早くも採餌に出かけたようです。
いつも外出からの帰巣シーンが撮れてないのが謎です。
トレイルカメラが撮り損ねているのか、それともどこかに別の巣穴があるのでしょうか?
シーン7:5/7・午後18:24・(@3:37〜)日の入り時刻は午後18:38。
雨が降る薄暗い夕方にアナグマが二次林の奥へジグザグに遠ざかる後ろ姿が撮れていました。
シーン8:5/10・午後18:14・(@3:58〜)日の入り時刻は午後18:40。
夕暮れに♀が巣口Lを経由して左へ歩き去りました。
シーン9:5/10・午後18:18・(@4:08〜)
カメラの起動が間に合わず、出巣Rの瞬間を撮り損ねたようです。
(別個体の?)♀が同じコースを辿って左へ。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿