2023年4月中旬
シーン1:4/11・午後18:22・(@0:00〜)
日の入り時刻は18:13。
日没直後の薄暗い林床を2頭のタヌキがこっそり歩き回っています。
おそらく行動を共にしている♀♂番 なのでしょう。
地面の匂いを慎重に嗅ぎ回り、巣穴Rを覗き込むものの、中には決して入ろうとしません。
シーン2:4/16・午後18:36・(@1:00〜)
トレイルカメラの設置アングルを変更しています。
5日後にも日没直後にタヌキの♀♂ペアがアナグマのセット(営巣地)に現れました。
日の入り時刻は午後18:18。
手前の巣穴Rをしげしげと覗き込み、中に居るアナグマの気配を伺っているようです。
別個体が奥にある巣穴Lから出てきたように見えますが、出巣したのではなく通りすがりに奥の巣口Lを軽く物色しただけと後々分かりました。
「同じ穴の狢 」と言われるように、タヌキとアナグマは同居することがたまにあるそうです(都市伝説?)。
トレイルカメラで撮影を続けると、この巣穴LRはあくまでもアナグマのもので、近所に住むタヌキが通りすがりに興味津々で訪れることが後々分かってきます。
巣穴の主であるアナグマは、外敵(不審者)が巣口に近寄っただけでは中から飛び出してきて撃退することはないようです。
あくまでも籠城による専守防衛(穴熊戦術)なのでしょう。
同じ生息地や溜め糞場を共有する2種の食肉目哺乳類は、互いの存在を意識しているはずですが、アナグマ対タヌキの直接対決どころか、ニアミスも今まで一度も撮れたことがありません。
互いに避けて暮らしているのでしょう。
夜の町を走る救急車のサイレン♪が遠くから聞こえます。
飼い犬はよく救急車のサイレンを聞くと遠吠えを始めますが、同じイヌ科でもタヌキは無反応でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿