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2023/10/17

春の池で泳ぐコガモ♂の鳴き声♪(冬の野鳥)

 

2023年4月上旬・午後17:35頃・晴れ 

西日が射す夕方の溜池からピリリ、ピリリ♪と物寂しげな呼笛(または鈴?)のような甲高い鳴き声がするので鳴き声の主を探すと、渡去前の冬鳥コガモ♂(Anas crecca)が水面を遊泳していました。 
1羽に注目してズームインしましたが、嘴の動きを見ると、どこか近くに居る別個体と鳴き交わしているようです。 
コガモ♂の鳴き声は図鑑によって
・♂は「ピッピィー、ピッピッ」と笛のような高い音を繰り返す。(決定版『日本のカモ識別図鑑』p131より) 
・ピリッピリッ(♂)(『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』p159より)
などと聞きなしがされています。 
鴨の鳴き声の中でも私の好きな美声です。 
この池では常連である留鳥カルガモAnas zonorhyncha)が鳴くガーガー♪という濁声とは全く違います。 

コガモ♂が足の水かきを使って水面を遊泳すると、池に波紋が広がります。 
水面に浮かぶ小さな虫?をときどき啄みました。 
池畔からカメラを向ける私を警戒して遠ざかり、岸辺に広がる枯れたヨシ原の方へ移動しました。 

そこへ左から1羽のカルガモが登場。(@1:28〜) 
水上でニアミスしても互いに無関心でした。 
コガモは日本最小の鴨らしく、確かに体格はカルガモ>コガモでした。 
平地にある溜池の岸辺の残雪はすっかり消えていました。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


せっかくなので大好きなコガモ♂鳴き声の声紋解析を試みてみたものの、風切り音のノイズが酷くて、きれいなスペクトログラムが得られませんでした。







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