2023年4月上旬・午後17:35頃・晴れ
西日が射す夕方の溜池からピリリ、ピリリ♪と物寂しげな呼笛(または鈴?)のような甲高い鳴き声がするので鳴き声の主を探すと、渡去前の冬鳥コガモ♂(Anas crecca)が水面を遊泳していました。
1羽に注目してズームインしましたが、嘴の動きを見ると、どこか近くに居る別個体と鳴き交わしているようです。
コガモ♂の鳴き声は図鑑によって
・♂は「ピッピィー、ピッピッ」と笛のような高い音を繰り返す。(決定版『日本のカモ識別図鑑』p131より)
・ピリッピリッ(♂)(『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』p159より)などと聞きなしがされています。
鴨の鳴き声の中でも私の好きな美声です。
この池では常連である留鳥カルガモ(Anas zonorhyncha)が鳴くガーガー♪という濁声とは全く違います。
コガモ♂が足の水かきを使って水面を遊泳すると、池に波紋が広がります。
水面に浮かぶ小さな虫?をときどき啄みました。
池畔からカメラを向ける私を警戒して遠ざかり、岸辺に広がる枯れたヨシ原の方へ移動しました。
そこへ左から1羽のカルガモが登場。(@1:28〜)
水上でニアミスしても互いに無関心でした。
コガモは日本最小の鴨らしく、確かに体格はカルガモ>コガモでした。
平地にある溜池の岸辺の残雪はすっかり消えていました。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
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