2022年7月中旬・午後14:00頃・晴れ
里山の斜面を直登する細い山道が廃れて使われなくなり、左右から灌木の枝が伸び放題になっていました。
そこを少し整備すると、ヤマオニグモ(Araneus uyemurai)などが網を張るようになりました。
クモの巣に捕らわれたセミが逃れようと必死に羽ばたいて暴れていました。
(私が獲物をクモの網に給餌したヤラセ映像ではありません。)
鳴き声を発してないので♀かもしれません。
同定のために暴れるセミを手にとってじっくり接写すべきでしたが、夏の廃道登山でヘロヘロにへばっていた上に先を急いでいたので動画に撮っただけです。
腹部全体が茶色く透けて見えるのでエゾハルゼミまたはヒグラシだと思うのですが、エゾハルゼミは時期的に少し遅いです。
周囲でカナカナカナ…♪と寂しげに鳴き交わしているのは、ヒグラシ♂(Tanna japonensis)でした。
セミがかなりパワフルに羽ばたいても、粘着性のあるクモの横糸は強力で切れません。
獲物が疲れておとなしくなるまで、網の主はどこかに避難しているようです。
以前ここにヤマオニグモ(Araneus uyemurai)が造網しているのを見ています。
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