2022年9月上旬・午後14:05頃・晴れ
河川敷の遊歩道で誰かが落としたキーホルダーを別の誰かが拾って、親切にも道端の柳の枝に引っ掛けておいたようです。
キーホルダーにはフェルト製のキノコのアクセサリーが付けられていました。
河畔林の柳(樹種不詳)から樹液が滲み出していて、様々な昆虫が集まる樹液酒場となっています。
樹液酒場から飛んで逃げたコムラサキ♂(Apatura metis substituta)が隣の柳で止まったのが、キノコのキーホルダーでした。
実際はもう少し長く止まっていたのですが、ぼんやり見ていた私が「これは面白い行動では?」と気づいて動画に撮り始めるまでタイムラグがありました。
雨水を含んで濡れていたスポンジ状のアイテムに止まると、口吻を伸ばして舐めていました。
甘い樹液を舐めた後で、口直しに吸水およびミネラル摂取していたのでしょう。
翅を開閉しながら吸汁していたコムラサキ♂にようやく合焦した途端に、すぐ飛び去ってしまいました。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
残念ながら、映像ではコムラサキ♂の口吻はくるくるとゼンマイ状に縮めてしまった後でした。
キーホルダーに付いていたキノコのアクセサリーは、写実的ではなくデフォルメしたキノコで、青、白、橙、ピンクなどカラフルな模様が描かれています。
もしかすると吸汁目的ではなく、青いキノコのアイテムを同種♀と誤認して飛来した可能性もありそうです。(誤認求愛)
しかしそれなら「コムラサキ♂ホイホイ」として次から次へと誘引されるはずです。
そんな事態にはなっていませんでしたから、私の考え過ぎかもしれません。
横にある柳の樹液酒場でクワガタムシが誤認求愛していたので、コムラサキの行動の解釈もそれに引っ張られました。
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