2022年10月中旬〜下旬
里山のスギ林道に設置した自動撮影カメラに写ったニホンカモシカ(Capricornis crispus)の記録です。
未だしっかり個体識別できていませんが、どうも複数個体が同じ林道をパトロールしているようです。
シーン1:10/12・午後19:14・気温12℃
林道を左から来たカモシカが、道端から突き出たスギ落枝の先端に顔をゴシゴシと擦りつけていました。
眼下腺による匂い付けが済むと、右へゆっくり歩き去りました。
シーン2:10/13・午後17:55・気温13℃ (@0:14〜)
翌日、日が暮れて真っ暗になった林道を右からやって来ました。
ちなみに、日の入り時刻は午後17:08。
起動したカメラに気づいて警戒し、左前脚を上げたままカメラ目線でフリーズしています。
警戒を解くと、そのまま左へ立ち去りました。
シーン3:10/15・午後20:41・気温13℃ (@0:25〜)
2日後の晩に林道を右から登場。
スギ落枝の先端部の匂いを嗅いでから眼下腺マーキングして行きました。
シーン4:10/15・午後16:23・気温16℃ (@1:23〜)
翌日の夕方に林道を右から歩いてきました。
スギ落枝に眼下腺マーキングしてから、左へ立ち去りました。
左の下腹部エリアの毛が白いですけど、個体識別に使えるかどうか分かりません。
シーン5:10/15・午後20:57・気温14℃ (@1:51〜)
4時間半後の晩に、カモシカが林道を左からやって来ました。
眼下腺マーキングをしないで右へ素通りしました。
この日は3回もニホンカモシカが通りました。
シーン6:10/16・午後15:33・気温17℃ (@2:00〜)
翌日の午後、左から来たカモシカが匂い付けしないで右へ素通り。
シーン7:10/16・午後17:42・気温16℃ (@2:14〜)
約2時間後、日が暮れて真っ暗になってから林道を右から登場。
ちなみに日の入り時刻は午後17:04。
道端のスギ落枝に眼下腺マーキングして行きました。
左下腹部が白い個体です。
シーン8:10/19・午前2:47・気温7℃ (@2:31〜)
林道脇に固定した監視カメラを少しずらして、カモシカがマーキングするスギ落枝が画角内にしっかり収まるようにしました。
そうすると今度は溜め糞場sで排便する動物たち(タヌキとアナグマ)が画角に収まらなくなってしまうのですけど、しばらくはカモシカの撮影を優先します。
前回から3日後の深夜、左から登場したカモシカが、スギ落枝に対して念入りに眼下腺マーキングしていました。
角が細くて右肩に黒斑がある個体です。
頭を下げて林道上に残る溜め糞場sの匂いを嗅いでから、スギの幹や根元の下草を念入りに嗅ぎ回っています。
ヒトによる立ち小便の痕跡を気にしているのかな?
フレーメン反応は示しませんでした。
踵を返すと林道を手前に渡り、ちらっとカメラ目線になりました。
最後は林道脇の法面(斜面の獣道)を登って行ったようです。
シーン9:10/19・午後19:36・気温8℃ (@4:11〜)
16時間45分後、同じ日の晩に林道を右から登場。
スギ幹の根元を嗅いでから、スギ落枝に眼下腺で匂い付け。
ゆっくりと左に立ち去りました。
シーン10:10/23・午後17:05・気温12℃・小雨 (@5:11〜)
4日後、ニホンカモシカが林道を右からやって来ました。
いつものように、通りすがりに道端のスギ落枝に眼下腺マーキングして行きました。
毛皮が雨で濡れると、毛並みがいつもとは違って見えます。
左の下腹部が白い個体でした。
↑【おまけの動画】
同じ1本の動画にまとめようとしたのですが、なぜかファイル形式が微妙に違っていて連結できませんでした。
続きをブログ限定で公開しておきます。
シーン11:10/24・午前10:16・気温9℃
翌日の午前中に林道を右から登場したカモシカが、通りすがりにいつものようにスギ落枝に眼下腺マーキング。
左に立ち去りました。
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