2022年10月中旬
シーン1:10/15・午後20:15
昼間寝ていた夜行性の野ネズミ(ノネズミ)が晩に活動を再開しました。
カラマツの幹の背後から現れ、右下に斜面を駆け下りました。
動きが早くてスロー再生してもぼやけるのですが、このときドングリは運んでいないと思います。
シーン2:10/15・午後22:11 (@0:14〜)
約2時間後に野ネズミがまた登場しました。
シシガシラの群落に覆われた右上の斜面をチョロチョロと徘徊して食べ物を探しています。
白く光る目が暗闇の林床にチラチラと明滅して見えます。
カラマツの根元にドングリ(ミズナラの堅果)を並べて置いた給餌場に野ネズミはもう来なくなりました。
前日までに餌場から全てのドングリを持ち去って貯食したことを自分で覚えているのでしょう。
シーン3:10/16・午前4:04 (@1:15〜)
日付が変わった未明に野ネズミが再登場。
カラマツの背後を通って左に走り去り、しばらくするとまた左のエリアに戻って来ました。
シーン4:10/16・午前4:05・ (@1:33〜)
今度は右の斜面をうろついて食べ物を探しています。
落ち葉の下からドングリを(偶然?)見つけ、それをまた改めて埋め直したようです。
シーン5:10/16・午後20:48 (@1:52〜)
久しぶりに野ネズミが給餌場に来ていました。
しばらく居座って食べ残しをチェックしています。
ドングリがもう残っていないと分かると、空荷で左下に立ち去りました。
シーン6:10/16・午後23:59 (@2:21〜)
約4時間後にまた野ネズミが給餌場に戻ってきていました。
未練がましくドングリの残骸(食べ残し)の匂いを嗅いでから、空荷で斜面を左下に駆け下りました。
餌場にドングリが無くなると、野ネズミの登場頻度が激減しました。
監視カメラに写った野ネズミの個体識別を出来ていませんが、なんとなく同一個体の行動ではないかと思っています。
カラマツの木の下に信じられないぐらい大量のドングリがあった(宝の山!)という強烈な成功体験が忘れられないのでしょう。
探餌徘徊の合間にときどき餌場に戻って来ては、残り物や忘れ物が無いかしつこく確認しています。
野ネズミの優れた長期記憶がしっかり働いていることを目の当たりにしました。
逆に、過去の成功に囚われ過ぎても無駄なので、徐々に忘却することが必要でしょう。
※ 暗い映像は動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。
【追記】
10/18に現場検証すると、給餌場にドングリの食べ残しがありました。
野ネズミはこれを暗闇で見つけられなかったようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿