2022年10月上旬・午後16:30頃・くもり
夕方の郊外でトビ(Milvus migrans)が電線に止まっていました。
トビが電柱の天辺ではなく細くてバランスの悪い電線に止まっているのは珍しいので動画に撮り始めると、ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)が飛来してトビと同じ電線に隣り合って止まりました。
明らかにカラスの挑発行為です。
ハシブトガラスが電線から急に飛び立ち、トビに対して威嚇するように軽い空中戦が勃発しました。
モビング(擬攻撃)されたトビは応戦するのではなく、あっさり電線から飛び去りました。
トビが力強く羽ばたいて電線から飛び去る様子を上手いこと流し撮りできました。
モビングの様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:43〜1:55)
※ スロー映像は動画編集時に逆光補正を施しています。
縄張りから猛禽を追い払ったハシブトガラスは電線に居残り、カーカー♪と勝利の凱歌を上げました。
実は手前の電柱にハシボソガラスも野次馬のように来ていて、ガーガー♪と鳴きました。
いざとなったらハシブトガラスに加勢してトビへのモビングに参加するつもりだったのでしょう。
私がしつこくカメラを向けてもカラスたちは強気で、飛び去りませんでした。
もう少し暗くなるとカラスが塒入りする時間になります。
関連記事(1ヶ月前の撮影)▶ カラスの群れにモビングされて逃げるトビ(野鳥)
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