2022年9月上旬・午後19:25・気温22℃
監視カメラを設置した里山のスギ林道に、ツキノワグマ(Ursus thibetanus)がある晩に右からノシノシと歩いて登場しました。
今回も全身の毛皮に大量のひっつき虫が付着しています。
山野の藪や獣道を通り抜ける際に動物散布型の草の種子が次々に付着して、遠くに運ぶことで種子散布に貢献しているのです。
例えばニホンザルは群れの仲間同士で毛繕いに費やす時間が多いので、これほど多数のひっつき虫が付着している個体を見たことがありません。
通りかかったツキノワグマがカメラを見上げたと思ったら、急にスピードを上げて左へ走り去りました。
意外と臆病な熊もいるようです。(性格の個体差?)
起動したトレイルカメラが発するかすかなノイズを聞きつけたのか、それとも2個の赤外線LEDがうっすらと赤く光って(クマの可視光域?)怪物の目のように見えたのでしょうか?
林道上にあるタヌキとアナグマの溜め糞場sには興味を示す暇もなく、駆け抜けました。
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