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2022/12/11

タヌキの溜め糞で獲物を待ち伏せるサビハネカクシ

 

2022年8月中旬・午後12:45頃・晴れ 

里山で廃道になった細い山道にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場fがありました。 
どうやら山腹の急斜面を通る獣道になっているようです。 
周囲は雑木の灌木林です。 
ここにもトレイルカメラを設置してみたいのですけど、予算不足でなかなか台数を増やせません。
新鮮な糞に私が近づくと、群がっていたハエ類が一斉に飛び去りました。 
その場でしばらくじっと待つと、様々な虫が獣糞に戻って来ました。 

サビハネカクシOntholestes gracilis)がタヌキの溜め糞上をウロチョロしています。 
獲物を待ち伏せしているのでしょう。 
地味な体色(錆色)は背景の糞に紛れる攻撃的擬態かもしれません。 
糞上で動かないとまず見つかりません。 
強い直射日光に当たったり、カメラのストロボを焚いたりすると、体表が黄金色に美しく輝いて見えます。 

動画の前半では、マクロレンズを装着して接写してみました。 
糞上に居るのに(だからこそ)きれい好きで、身繕いしているようです。 
食糞性ハエの成虫や幼虫(ウジ虫)などを狩って捕食する様子を観察してみたいものです。

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