ページ

2022/09/02

夜に水場を調べに来たツキノワグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月上旬・午後20:57・気温19℃ 

山中の泉を監視しているトレイルカメラに夜、ツキノワグマUrsus thibetanus)が写りました。 
赤外線の暗視映像でクマの毛皮は漆黒に見えます。 

左岸から身を乗り出して水面の匂いを頻りに嗅いだのに、水を飲んだり浴びたりしないで林道を左に立ち去りました。 
この水場は山の湧き水が溜まったものです。 
湧き水(地下水)自体は夏でも冷たくてきれいなのですが、浅い池に入って歩いたりすると、底に堆積した泥や落ち葉からドブ臭いガス(メタン?)が湧き上がります。 
この個体は池のかすかな悪臭を嗅ぎ取って嫌ったのでしょうか? (潔癖症)
実は5.5時間前に同じ水場で別個体の熊が半身浴しています。
それともトレイルカメラの存在に気づいて警戒したのかな?

歩き去る途中で池の右岸に寄り道し、灌木に顔を擦りつけたのは、カモシカがやる眼下腺マーキングを連想しました。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿