2022年6月下旬・午後21:55頃
トレイルカメラ(無人センサーカメラ)2台体勢で監視している河畔林で夜にアカネズミ(Apodemus speciosus)が地表に立ち止まって何かを採食していました。
前回の記事:▶ 夜の河畔林で活動する野ネズミを高低2アングルから撮影してみる【トレイルカメラ:暗視映像】
タヌキの溜め糞場rvのすぐ横ですが、最近タヌキは利用しておらず、新鮮な糞は供給されていません。
ローアングルで間近に撮影しても暗視映像は白黒なので、残念ながら採食メニューは分かりませんでした。
地中から何か土壌昆虫を捕まえて翅を毟りながら捕食したようにも見えますし、種子を拾い食いしたようにも見えます。
飯島正広、土屋公幸『リス・ネズミハンドブック』でアカネズミを調べると、
雑食で根茎部、種子、昆虫などを食べる。樹上生活が得意ではなく、地表や倒木の上を駆け回る。(p59より引用)食事中の野ネズミの背後で謎の黒い昆虫が徘徊しているのに、暗闇の野ネズミは気づいていないようです。
食べ終わるとアカネズミは画面の下方(カメラLの死角)へ立ち去りました。
その直後に、同一個体のアカネズミの活動がハイアングルのトレイルカメラHに続けて写っていました。(@0:28〜)
下草がパッチ状に生い茂る林床をチョロチョロと徘徊し、次の餌を探し求めています。
対面に見えるレイルカメラL(ローアングル)の赤外線LEDが途中で消灯しました。
起動してから90秒間の動画を撮影してから切れるように設定してあります。
野ネズミの目には赤外線が見えていないようで、全く気にしている様子がありません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。
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