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2022/05/24

コンビニ駐車場で味付きの雪を食べるハシボソガラス(冬の野鳥)

 

2022年1月中旬・午後13:20頃・くもり 

コンビニの除雪された駐車場で2羽のハシボソガラスCorvus corone)がうろついていました。
駐車場の隅で残雪の一部がなぜか褐色に染まっています。 
謎の茶色の液体をかけた部分の雪が溶けているのです。
そこに1羽のハシボソガラスaが歩いて近づき、茶色に汚れた雪をついばみ始めました。 
舗装路に落ちた何か小さな固形物を器用に摘み食いするために嘴を横に寝かせています。 
雪壁の茶色の水で汚れた部分を嘴で崩して少し食べました。
厳冬期に少量の雪を食べてもカラスはアイスクリーム頭痛に苦しんでいる素振りはありません。
その間、もう1羽の個体bは「天然のかき氷」には全く興味を示さず、駐車場をトコトコ歩き去り居なくなりました。 

雪国のカラスが白い雪を食べるシーンは珍しくありませんが、色付きの雪を食べたのは初見です。
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まるで雪にシロップをかけた天然のカキ氷を食べているようです。 
さて、その茶色いシロップの正体は何でしょう? 
コーラなど甘いジュースの可能性も考えたのですけど、食べ残しの固形物も少し含まれているようなので除外しました。 
場所がコンビニの近くですから、おかず系の残り汁ではないかと私は推理しています。 
おそらくコンビニの利用客が帰り際に駐車場の隅でカップ麺やおでんの残り汁を雪の上にぶちまけて捨てたのでしょう。 
さすがに私も茶色く染まった雪を味見してメニューを確かめる勇気はありませんでした。(誰かが立ち小便した跡だとしたら最悪です) 
今回のハシボソガラスは喉の乾きを癒やすために雪を食べたのではなく、残り汁の欠片を残飯処理したのでしょう。

ハシボソガラスaは嘴を開いた状態で雪壁に突き刺すと、顔を横に振る動作で雪の壁を崩しました。 
路面から雪壁にピョンと飛び乗ると、湿雪の山にどんどん登って行きます。 
今度はきれいな雪面に再び嘴を突き刺して左右に動かしたのは、食後の嘴を掃除しているのでしょう。 
雪壁の天辺から飛び立つと最寄りの電線に止まりました。 
雪で濡れた嘴を足元の電線に擦り付けて拭っています。 

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