2021年10月下旬・午後12:45頃・気温13℃
山中の水場を監視していたトレイルカメラ(無人センサーカメラ)にヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)の水浴シーンが撮れていました。
浅い池の中央で落枝に乗ると、お辞儀をして水を飲みました。
急に飛び立つとすぐ眼の前の水面に飛び込み、一瞬水浴しただけで飛び去りました。
何かに警戒して逃げたのでしょうか?
ヒヨドリが居なくなると、次は見慣れない小鳥が水場に飛来しました。(@0:20)
これはコゲラ(Dendrocopos kizuki)ですかね?
もし間違っていたらご指摘願います。
ところが水を一口飲んだだけで、コゲラはヒヨドリに追い払われるように逃げて行きました。
【追記】コゲラではなく、マヒワ♀かもしれません。
そのヒヨドリは、今度は右岸付近の水面に飛び込みました。
またもや短時間の水浴をしただけで、すぐに飛び去りました。
「カラスの行水」よりもせっかちな早業です。
その後もおそらく同一個体と思われるヒヨドリが同じ場所(右岸付近の水面)で飛び込み水浴をもう2回繰り返しました。
ヒヨドリの飛び込みシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@1:00〜)
アメンボなど水面の獲物を狙って捕食したのではなく、明らかに水浴行動を繰り返しています。
ヒヨドリが落ち着き無く短い水浴を繰り返すのは、てっきりトレイルカメラが発する微かな電子ノイズを警戒しているのかと初めは思いました。
しかし、過去の水浴映像を見直してみると、これがヒヨドリに特有の水浴行動なのだと分かりました。
短い水浴行動が進化したということは、ヒヨドリの祖先が水辺で待ち伏せしている天敵(捕食者)に繰り返し襲われた過去があるのかな?
【参考サイト】
関連記事(3、7年前の撮影)▶
・川で水浴びするヒヨドリの群れ(野鳥)
・川岸で水浴びするヒヨドリとハクセキレイ♂(野鳥)
・ヒヨドリの水浴び
午後から陽射しが出てきましたので、ヒヨドリが水浴びをしていました。 ヒヨドリの水浴びは他の小鳥と違い、カワセミの様に木の枝等からダイビングして行い、直ぐ上がってきますので、所謂、カラスの行水より短いが、これを何遍も繰り返します。(引用)・ヒヨドリスト ~ヒヨドリの雛 保護観察レポート~ レポート27 ヒヨドリの行水
つづく(1年後に新機種カメラで高画質)→古池やヒヨドリ飛び込む水の音♪【野鳥:トレイルカメラ】
この動画を拝見すると、ヒヨドリの水浴時間が短いのは生まれつきだと判明しました。
私の使っているトレイルカメラは明るい昼間でもなぜか暗視モードになってしまい、困っていたのですが、遂にフルカラーで動画を撮れるようになりました。 (祝!)
これまでは動画モードに設定していたのを試しに写真+動画モードに切り替えたら、あっさり解決しました。
そんなことはカメラの取り扱い説明書にも書いてないので、制御プログラムのバグだと思います。
写真+動画モードだと、センサーが熱源を動体検知したら写真を1枚撮ってから動画撮影が始まります。
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