2020年11月中旬・午前10:45頃・晴れ
里山の林道を登っていたら、横の斜面に潜んでいたヤマドリ(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が2羽、相次いで大きな羽音を立てて飛び去りました。
実は先日もほぼ同じ場所から2羽のヤマドリが飛び去って驚かされました。
その教訓を生かして、今回は辛うじて2羽目が飛び去る様子を動画に撮ることができました。
おそらくこの辺りを縄張りとする♀♂ペアなのでしょう。
1羽が飛び去った後に撮り始め、ほぼ同じ場所から2羽目が飛び立ちました。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
林道脇の斜面の茂みから飛び出すと、林道上空を渡って反対側へ飛んで行きました。
ヤマドリは鳴き声を発しませんでした。
もう1羽隠れていそうな雰囲気だったのですけど、私が更に動画を撮り続けながら林道を歩いても3羽目のヤマドリは飛び出して来ませんでした。
ヤマドリは警戒心が強く見事な保護色で山林に潜んでいるため、見つけて撮影するのは至難の業です。
ヤマドリのペアが相次いで飛び立つ様子を撮るためには、GoProなどのアクションカメラを装着して、ドライブレコーダーのように山歩きの間ひたすら動画を撮り続けるしかなさそうです。
※ ヤマドリの羽音がしっかり聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
▼関連記事(半月後に別の里山で撮影)
【追記】
山形新聞社『やまがた野鳥図鑑』に書いてあったヤマドリ生息地の解説文がまさにその通りでした。
同じ仲間のキジが、開けた場所を好むのに対し、ヤマドリは山地のよく茂った林の特に急斜面があるような場所を好む。(p25より引用)
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