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2021/03/14

体内寄生されたナシケンモン(蛾)の終齢幼虫がベニバナボロギクの葉を蚕食【10倍速映像】

 

ナシケンモン(蛾)の飼育#3

▼前回の記事 
ベニバナボロギクの茎を登り移動するナシケンモン(蛾)幼虫b
2020年10月下旬・午後15:00頃

採集の翌日、飼育下でナシケンモンViminia rumicis)の終齢幼虫bがベニバナボロギクの葉を食べる様子をマクロレンズで微速度撮影してみました。 
10倍速の早回し映像でご覧ください。 
葉の縁にしがみついたまま食休みしていた幼虫が覚醒すると、寝ぼけたまま口器をモグモグ動かしました。 
寝起きですぐに食餌を開始。 
前進しながらベニバナボロギクの葉の縁を食べ進みます。 
ところが、食べかけの葉を完食しないうちに方向転換して、別の葉に移動してしまいました。

今度は食餌を中断して口元を胸脚で拭う仕草をしました。(@1:10) 
植物が食害を防ぐために忌避物質を分泌しているのかと思って葉の傷口をよく見ても、タンポポやノゲシ類で見られるような白い乳液は滲み出していませんでした。 

ナシケンモン幼虫bは、またもや食べかけのまま別の葉に移動しました。 
終齢なのに、食欲があまり無いようです。 
 後に判明したのですが、この個体は体内寄生されていました。 



   
【おまけの動画】 
初めに紹介した動画の後半部分のオリジナル素材で早回ししない等倍速映像をブログ限定で公開しておきます。

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