翌日、アカタテハ(Vanessa indica)垂蛹bの変態が更に進み、翅原基の色が赤く透けて見えるようになりました。
いよいよ羽化が始まりそうです。
微速度撮影で記録したので、10倍速の早回し映像をご覧ください。
照明に使っていたUSBリングライトの配線が絡まって撮影の邪魔になったので、途中で一時消灯しました。
再点灯した10分後に蛹の胸部が割れて羽化が始まったのは、もしかすると光刺激に何か関係あるのかもしれません。
前回の個体aが羽化した時と違い、この個体bは腹端もスムーズに蛹から抜けでることができました。
しわくちゃに畳まれていた翅がみるみるうちに伸び切ったものの、翅頂が画角の下に少しはみ出てしまい残念。
タテハチョウ科の成虫は前脚が退化しているため、昆虫なのに4本脚に見えます。
左右の口吻をジッパーのように閉じてゼンマイ状の1本の管に融合する作業に手間取っているようで、何度もくるくると伸縮させています。
マクロレンズで口吻の形成過程を接写すれば良かったですね。
つづく→#12:赤い羽化液を排泄するアカタテハb
↑【おまけの映像】
後半の翅が伸び切った後の口吻の融合シーンは、実は微速度撮影ではなく普通に撮りました。
等倍速のオリジナル素材をブログ限定で公開しておきます。
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