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2021/03/30

アカタテハの羽化b【10倍速映像】

 

アカタテハの飼育記録#11

前回の記事:▶ 自発的に蠕動を繰り返すアカタテハ垂蛹の謎
2020年10月下旬・午後15:00頃・室温21.8℃・湿度43%(羽化終了時) 

翌日、アカタテハVanessa indica)垂蛹bの変態が更に進み、翅原基の色が赤く透けて見えるようになりました。 
いよいよ羽化が始まりそうです。 微速度撮影で記録したので、10倍速の早回し映像をご覧ください。 
照明に使っていたUSBリングライトの配線が絡まって撮影の邪魔になったので、途中で一時消灯しました。 
再点灯した10分後に蛹の胸部が割れて羽化が始まったのは、もしかすると光刺激に何か関係あるのかもしれません。 

前回の個体aが羽化した時と違い、この個体bは腹端もスムーズに蛹から抜けでることができました。 
しわくちゃに畳まれていた翅がみるみるうちに伸び切ったものの、翅頂が画角の下に少しはみ出てしまい残念。 
タテハチョウ科の成虫は前脚が退化しているため、昆虫なのに4本脚に見えます。 

左右の口吻をジッパーのように閉じてゼンマイ状の1本の管に融合する作業に手間取っているようで、何度もくるくると伸縮させています。 
マクロレンズで口吻の形成過程を接写すれば良かったですね。 


 
羽化直前のアカタテハ垂蛹b
羽化直後のアカタテハ新成虫b(口吻は未だ2本)
口吻は未だ2本


 

↑【おまけの映像】 
後半の翅が伸び切った後の口吻の融合シーンは、実は微速度撮影ではなく普通に撮りました。 
等倍速のオリジナル素材をブログ限定で公開しておきます。 


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