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2020/12/07

キタキチョウ♀の産卵を邪魔する♂の求愛ハラスメント

 

2020年8月中旬・午前11:55頃・晴れ 

峠道の横に自生する、マメ科草本植物にキタキチョウ♀(Eurema mandarina)が止まって産卵していました。 
おそらくメドハギと思われますが、花が咲いていないので、いまいち自信がありません。 
キタキチョウ♀の産卵シーンは嬉しい初見です。
▼関連記事(1年前の撮影) 
ネムノキ幼木に飛来した産卵前のキタキチョウ♀【HD動画&ハイスピード動画】
腹端を曲げて食草の葉裏に1粒ずつ産卵しています。 
少し飛んでは位置を変え、次々に産み付けています。 
鈴木知之『虫の卵ハンドブック』に書いてある通りでした。
(キチョウの)♀は食草の新芽や新葉に、1卵ずつ細長い紡錘形の卵を産む。(p99より引用)
探雌飛翔中の♂が産卵中の♀を目ざとく見つけて乱入しました。 
♂に産卵を邪魔(ハラスメント)された♀が飛んで逃げ、激しい乱舞となりました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:56〜) 
キタキチョウの性別は、翅の黄色が濃い方が♂で、薄い(白っぽい)方が♀です。 
求愛から交尾には至らず、♂はすぐに諦めて飛び去りました。 
♀が♂に交尾拒否の意思表示をどのように示したのか、それともただ逃げ回っていただけなのか、映像を見ても私には分かりませんでした。

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