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2020/05/31

川面で周囲の♂を次々に追い払うマガモ♀(冬の野鳥)



2019年12月下旬・午後15:50頃・くもり

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ライバル♂を♀から遠ざけるマガモ♂(冬の野鳥)

川面にマガモAnas platyrhynchos)の♂が3羽、♀が1羽、浮いています。
自由に遊泳して互いに位置を刻々と変えています。
♂同士が♀を巡って小競り合いするのは珍しくないのですが、今回は地味な♀が周囲の♂を追い払う行動が興味深く思いました。

♀が水面に嘴の先を漬けながら突進すると、進行方向で休んでいた♂が慌てて身を翻して逃げ出したのです。(@0:29)
別個体の♂も♀が横に並ぶとなぜか遠慮したように離れて行きました。(@0:42)
最後に残った♂とつがい形成済みなのかと思いきや、その♂の方に♀が向き直って牽制しただけで、♂は逃げ腰になりました。
とにかく「私に近づかないで!」という苛立ちのように見えました。
マガモの繁殖期のはずですが、この♀個体は未だ性的に成熟していなくて♂と交尾する気がない(発情していない)のでしょうか。
繁殖期になると♂共が求愛のためしつこく集まってくるので、♀は鬱陶しいセクハラに悩まされているのかもしれません。
♀はどの♂とつがいになるか決めかねているのかな?

他の解釈を無理やりひねり出してみると、♀が♂に求愛しても相手にされていない(もてない♀)という可能性もありますかね? 
あるいは川面の一定区画に♀の縄張りがあったりするのでしょうか?


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