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2020/04/20

オオバン(野鳥):警戒心の個体差



2019年11月下旬・午後16:15頃(日没時刻は16:22)


▼前回の記事
土手の草を食べるオオバンのペア(野鳥)


堤防の通行人に警戒したのか、土手にいた2羽のオオバンFulica atra)が採食を中断し、少し慌てて川の方へ逃げ出しました。
先導する個体が岸の砂地で脱糞しました。(@0:07)
そのまま川岸から入水し、オナガガモの群れに混じって川面を泳ぎ去ってしまいました。
川岸に残ったもう1羽の個体は砂地を歩き回り、未練がましく地面を啄んでいます。
おそらく草の実を食べているのでしょう。
ようやく警戒が解けたようで、土手の草地に戻って来ると単独で採食を再開しました。

それまでずっと行動を共にしていた2羽のオオバンはてっきり♀♂つがいだと思っていたのに、警戒性に個体差があり別行動を取るようになったのが興味深く思いました。

オオバンは雌雄同色らしいので、残念ながら性差かどうかも不明です。
陸地に居残った方は気質が大胆なのか、それとも空腹で食欲に負けたのかな?
これでもし、食い意地の張った個体が猫や猛禽類などの天敵に陸上で襲われて捕食されてしまったら(自然淘汰)、用心深い個体が自然選択されたことになるでしょう。

これがもし多数の群れであれば、群れで行動する安心感を求めて多数決のように行動が決まりそうです。

つづく→川面で羽繕いするオオバン(野鳥)



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