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2020/04/01

キタテハと共に土を舐めるヒメアカタテハ



2019年10月上旬・午前11:00頃・晴れ


▼前回の記事
土を舐めに集まるキタテハ秋型(ミネラル摂取)


平地の農道に1頭のヒメアカタテハVanessa cardui)も飛来すると、先客の秋型キタテハPolygonia c-aureum)2頭の近くで地面を舐め始めました。
集団吸水の様相になりましたが、農道の表面は乾いています。
やはりミネラルを摂取しているのでしょう。

翅を開閉するリズムはヒメアカタテハが一番早く、キタテハはゆったりしていました。
互いに絶妙なパーソナルスペースを保っているように見えるのが興味深く思いました。

採集した蝶の標本(死骸)を数頭分、地面に置いて待つと、生きた蝶も誘われるように集まって来そうですね。
いつか機会があれば実験してみたいです。

日高敏隆『群となわばりの経済学(岩波グラフィックス〈9〉)』によれば、

水場に集まって水に含まれたわずかの塩分を吸収しているチョウたちも、実験的に調べてみると、その場所や水や塩分そのものにではなくて、そこにいる仲間の姿にひかれて集まってくるのだ。(p9より引用)



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ヒメアカタテハ:側面@砂利道+土舐め
ヒメアカタテハ:正面@砂利道+土舐め
ヒメアカタテハ:翅表@砂利道+土舐め
キタテハ秋型2+ヒメアカタテハ@砂利道+土舐め

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