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日陰なのに避暑倒立するミヤマアカネ♀
2019年8月上旬・午後14:26
河川敷のコンクリートで固められた歩道にミヤマアカネ♀(Sympetrum pedemontanum elatum)が止まっていました。
途中から腹部の尾端を高々と持ち上げました。
これはオベリスク姿勢と呼ばれ、日差しが強くて暑い夏によく見られる体温調節(避暑)の行動です。
尾端を太陽に向けて体に直射日光が当たる面積を極小にしようとするのです。
つまり、トンボは自分の影の面積が最小になるように向きを変えるのです。
…という説明を付けた動画を撮りたかったのですが、倒立の程度が中途半端ですし、トンボの影が出来ていません。
曇っているというよりも、ここは河畔林の木陰なのです。
直射日光の有無に関わらず、トンボの体温が高くなるとオベリスク姿勢が発動するのでしょう。
他にも色々と反省することが多く、背側からでは逆立ちのようなオベリスク姿勢が分かりにくいので、側面から狙うべきでした。
それからこのテーマで撮影するのなら、気温を測らないといけませんね。
温度と照明を完全に管理された状態でトンボを飼うと、オベリスク姿勢を自由自在に観察できるのかな?
路上で獲物を待ち伏せしているミヤマアカネ♀は、頭部をグリグリと動かし、辺りを油断なく見張っています。
急に飛び立つと反転し、すぐ横の日陰の地面に止まり直しました。
もしかすると空中で何か獲物を捕食したのかもしれません。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
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