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2019/07/26

交尾中に脱糞するナガメ♀♂



2019年5月中旬


▼前回の記事
交尾中のナガメ♀♂がノダイコンの群落を徘徊移動


河畔林の小路に生えたノダイコン(大根の内陸性自生種)の葉で交尾中のナガメ♀♂(Eurydema rugosa)が居ました。
私はナガメの性別の見分け方を知らないのですけど、やや大型の個体がおそらく♀なのでしょう。
互いに逆向きになって交尾器を結合するのですが、腹端を高々と持ち上げ、結合部をグリグリと動かしています。
どうやら長時間しつこく交尾を続ける♂に嫌気が差した♀が連結を外そうとしているようです。
♀が主導権を握り、結合したまま♂を引きずるように徘徊移動しています。

やがて、交尾したまま♀が腹端から黄色っぽい液体をポタポタと2滴排泄しました。(@2:03)
♀交尾器と肛門(排泄孔)が別であることが、これで分かります。
しつこい♂に対する嫌がらせとして♀が強烈な悪臭の液体を分泌したのかもしれませんが、現場では特に何も私の鼻には匂いませんでした。

交尾中に連結部をグリグリと動かす行動のもう一つ別な解釈として、交尾したばかりのカップルで前に交尾した♂(元カレ)の精子を♂(今カレ)がペニスで掻き出そうとしているのかもしれません。(精子競争)


ナガメ♀♂@ノダイコン葉+交尾+拒絶
ナガメ♀♂@ノダイコン葉+交尾+拒絶

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