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2019/06/10

柳の葉の甘露を舐めるキイロスズメバチ♀



2018年10月上旬

湿地帯の端に生えた柳の灌木でキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)のワーカー♀が葉をペロペロと頻りに舐めていました。
この行動はいつ見ても不思議です。

▼関連記事(3年前にほぼ同じ場所で撮影。柳の種類が違う)
柳の葉を舐めるキイロスズメバチ♀

今回の柳の樹種は、なんとなくタチヤナギですかね? 
蜂が舐めていた葉の表面にはシロップをかけたようにテラテラとした光沢があり、いかにも甘そうです。
アブラムシ類などが排泄した甘露が付着しているのでしょうか?
柳に花外蜜腺の有無を知りたいのですけど、素人には適切な資料が見つけられないでいます。
どなたかご存知の方は教えて下さい。
ヤナギの花の器官に「腺体」という用語を見つけたのですが、花外蜜腺とは無関係なようです。

花は花被をもたず腺体があって,みつが分泌され,虫媒花である。(ヤナギ@『世界大百科事典 第2版』より引用)
春に咲いた柳の花が葉に滴り落ちるほど多量の蜜を分泌して、それが秋まで残っているとは思えません。
樹液が葉に滴り落ちたのかな?
「(タチヤナギの葉の)縁には先端が腺になる細かいきょ歯(鋸歯)がある。」という記述は、花外蜜腺を意味しているのでしょうか?


植物学に疎い一素人の愚痴を言わせてもらうと、どうして植物学では「腺」とか「腺体」という曖昧な用語を使うのでしょう?
植物ではこれは全て「蜜腺」と解釈して良いのかな?
動物学なら汗腺、乳腺、涙腺、唾液腺、眼下腺など使い分けています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


キイロスズメバチ♀@柳葉+甘露舐め
キイロスズメバチ♀@柳葉+甘露舐め
キイロスズメバチ♀@柳葉+甘露舐め

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