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2016/06/24

夜の小川沿いを逃げるハクビシン【暗視映像】



2016年5月中旬・午後19:04

山裾の用水路沿いで日没後に疲れて座り込んでいたら、私の背後から疎水のフェンスに沿ってハクビシンPaguma larvata)がコンクリート岸壁を歩いて来ました。
私が慌てて赤外線の暗視ビデオカメラを構えたら、カチッというスイッチ音に驚き、対岸のハクビシンは慌てて走って引き返しました。
赤外線LEDに切り替わる前に眩しい白色LEDが点灯する仕様になっているのも仇となりました。
カチッカチッとスイッチを2回押さないと暗視モードにならないのです。
辛うじて撮れたのは、逃げる後ろ姿だけでした。
もしビデオカメラを前もって起動していれば、プレレコーディング機能で遭遇シーンをしっかり撮れたはずです。
痛恨のミス…。

撮影時刻は午後19:04。
ちなみに、日の入り時刻は18:41。
現場は山麓なので、それよりもだいぶ早く太陽は山の陰に沈みます。

実はこの近くで昨年の夏2015年8月上旬の晩に暗闇を歩いていたら、謎の動物とニアミスしました。
出会い頭に驚いた小動物がギャー!とかグヮー!とかいう凄まじい絶叫を発して逃げて行き、私も肝を冷やしました。
その正体は、タヌキではなくハクビシンだったのかもしれません。
この辺りでよく見かける謎の獣糞の主もこれで分かりました。


予算があれば、獣道に無人のカメラトラップを仕掛けてみるのもきっと楽しそうです。(やりたいことが多過ぎて手が回りません。)


ハクビシンを撮れたのは2回目です。

▼関連記事
ハクビシンの早朝散歩


【追記】
古谷益朗『なぜハクビシン・アライグマは急にふえたの? (シリーズ鳥獣害を考える)』という本を読んだら、なぜこの場所でこの時間帯に出会えたのか謎が解けました。
 ハクビシンはねぐらやエサ場をゆききするとき、池や川、用水路、側溝(下水などを流すみぞ)などの水ぎわを好んで利用します。そして、移動中にふんをしたときは、水の中にかくすのです。 (p10より引用)
ハクビシンやアライグマは、移動には用水路や側溝、川などをつかいます。市街地では、おもに側溝が利用されています。ところが、農村では、田や畑に水をひくために用水路が網の目のように整備されています。このよく整備された水路網をつたって、ハクビシンやアライグマは自由自在に移動できるのです。 (p24より引用)  

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