2015年6月中旬
ムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)のワーカー♀が多数コンクリートのポーチを徘徊しています。
2匹のアリが出会うと口づけすることがあります。
出会い頭にキスしながら触角で互いに頭部を叩き合っています。
互いに首を傾げ、広げた大顎を奥まで咬み合わせています(実際には噛んでいません)。
喧嘩している訳ではなさそうなので、同じコロニー出身のワーカー同士が栄養交換しているのでしょう。
♀同士のディープキスというとどうしても生々しい(艶かしい)と感じがちですが、擬人化してはいけません。
「アリ飼いのための知識ノート」サイト内のアリ単語帳によると、
栄養交換 【えいようこうかん】 (=吐き戻し【はきもどし】、 =反吐【へど・はんと?】)
嗉嚢 に貯めた栄養を他のアリに与える行為。
与える側が大きく大アゴを開き、受け取る側がその中に大アゴをつっこむようにして液を受け取る。
触角で相手の大アゴを叩くことによって相手に栄養交換を要求するといわれる。(後略)
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