2014年6月上旬
里山で倒木の枝に張りめぐらせたクモの巣にウスバアゲハ(Parnassius citrinarius)が引っかかり、逃れようと暴れていました。
腹端に交尾嚢が付着しているように見えるので、これは♀ですかね?
必死に羽ばたいて暴れても粘着性の強い横糸から逃れられないでいます。
最後は疲れたのか羽ばたきを止めました。
正常円網だと思うのですが、かなり破れていて全体の構造がよく分からなくなっていました。
奥に見えるケナシヤブデマリの白い花にはこの時期ウスバアゲハなど多くの蝶がよく訪れていました。
▼関連記事花の周囲の空域に張られた罠にせっかく獲物がかかったというのに、駆けつけるクモが居ないのは不思議です。
ケナシヤブデマリの花蜜を吸うウスバアゲハ♀
クモの網にかかった虫は、振動でクモに気づかれないよう擬死するのが普通です。
暴れているということは、このウスバアゲハも天敵のクモが不在であることを知っているのかもしれません。
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