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キアシナガバチ創設女王の巣を冷やす扇風行動【ハイスピード動画&HD動画】
2012年7月上旬
キアシナガバチ(Polistes rothneyi)創設女王が高い軒下で日当たりの良いの西面に営巣しました。
午後は強い直射日光を浴びて気温が高すぎるようで、女王は初期巣を翅で扇いで冷やそうと必死です。
扇風行動の羽ばたきを220 fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
シルエット(影)に注目した方が、羽ばたきをはっきり見ることができますね。
通常のHD動画で撮るとこんな感じです。
女王はときどき巣盤上で向きを変えながら甲斐甲斐しく扇風行動をしています。
育房を点検して回り、どこを冷やすべきか調べているようです。
触角に温度センサーがあるのか、あるいは幼虫が何らかの方法で「暑いよー!」とSOS信号を発しているのかもしれません。
更に暑くなるとアシナガバチは巣に水をかけて気化熱を積極的に利用するらしいのですが、私は未だ実際に見たことがありません。
私も暑さで頭がボーッとしていたのか、実際の気温を測るのを忘れてしまいました…。
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