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アメリカシロヒトリ(蛾)が季節外れに室内羽化
2012年2月下旬
室内でふと天井を見上げると中型の白い蛾が止まっていました。
真っ白な翅にかすかな黒点が散りばめられています。
翅は三角屋根の状態で静止。
どうやらアメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)のようで、前脚の付け根が黄色に色付いています。
逆さまにぶら下がった状態で少し前に歩きました。
昨秋に近所で大量発生したアメリカシロヒトリの毛虫が窓から侵入して室内を徘徊したり洗濯物やカーテンに付いて営繭・蛹化したりと大騒動になったのでした。
暖かい室内のどこかで隠れて越冬し、季節外れに羽化したのでしょう。
ちなみに野外の自然状態における成虫出現時期は5月および7~8月とのこと。
後で採寸しようと思っていたら、目を離した隙にどこかへ居なくなってしまいました。
冬に生きて動く蛾の成虫を撮れたのは久々だったので、少し嬉しい出会いでした。
『繭ハンドブック』p49によると、自然界でアメリカシロヒトリの「越冬は前蛹幼虫で行われる」とのこと。
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