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2011/02/04

ハエを食すイオウイロハシリグモ(蜘蛛)幼体



2009年4月下旬

雪解けしたばかりの休耕田で採集したクモ(体長14mm)をイチゴのパックに入れて飼い始めました。
いつもお世話になっている闇クモ画像掲示板にて、イオウイロハシリグモDolomedes sulfueus)幼体と教えて頂きました。
ハエを与えると素早く飛び掛かり噛み付いて仕留めました(映像なし)。
このクモの仲間は狩りに網や糸を使いません。
噛まれたハエは毒液が体に回ったのか急に大人しくなりました。
食餌の様子を迫力のクローズアップ映像でお届けします。
一対の鋭い牙で獲物の堅い外骨格(クチクラ)を切り裂く音が静かに響き渡ります。
クモは獲物に消化液を注入し、溶けた肉を吸汁します(体外消化)。
途中で獲物を咥えながらその場でぐるぐる回り、周囲に糸を張り巡らせる謎の行動が数回観察されました(@1:04, 6:14, 8:00 )。
いわゆるラッピング行動ではないように思うのですが不明です。
翌朝になってもボロボロになった獲物を咥えていました(最後の映像)。


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