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2011/02/04

キアシナガバチの脱糞




2010年8月上旬

キアシナガバチPolistes rothneyi)のワーカー(無印)が巣の近くにある草むらで休んでいました。
葉裏に止まって身繕いしています。
やがて尾端から白い滴を排泄しました(1:53)。
蜂は身繕いしながらこの排泄物をすぐに右後脚で払い落としました。
化粧が済むと、このワーカーは外役(狩りや巣材集め、甘露舐めなど)に従事することなくそのまま帰巣しました(映像なし)。

羽化直後の新ワーカーが初めて外出したのだろうか、と想像したものの定かではありません。


色々な虫の脱糞シーンを少しずつ撮り貯めているので、嬉しい収穫でした。
アシナガバチの脱糞は初見です。


『日本の昆虫3:フタモンアシナガバチ』文一総合出版 p57より
「普通は巣外で飛びながら脱糞するが、巣上から腹端を外に突き出すようにしてすることもある。回数は一日数回以内。排泄物は暗褐色の糞と尿がまじっている。」

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