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ヒメベッコウ:クモの搬入と産卵
2009年6月下旬
泥巣の横で蜂の帰りをひたすら待っていると、獲物を咥えて戻って来たヒメクモバチ♀(旧名ヒメベッコウ;Auplopus carbonarius)が隣のススキの葉にいることに気づきました。
ようやく狩りに成功したのだろう。
葉を上り下りして自分の泥巣を探し歩きます。
クモを仰向けにして馬乗りに跨り、糸疣を咥えて引きずるように運びます。
短い距離ならクモを持ったまま飛ぶことができます。
自分の巣がススキの葉の裏だということは覚えているようです。
同じ葉を繰り返し上り下りして迷っています。
ススキの葉の水平部分で一休み。
獲物はフクログモ科のようで、歩脚は左右の第四脚を根元から2本切り落とされています(-L4R4)。
ようやく泥巣に辿り着くと、空の育房へすぐに搬入しました。
まず自分が後ろ向きに育房へ入り、クモを引きずり込みます(クモは顔を入り口に向けた状態)。
外に出て身繕い。
顔を入れて点検すると、次は腹端を差し込んで産卵しました。
産卵後、巣上で少し身繕いするとすぐに離巣。
完全ノーカットでお届けします。
この日は接写の大敵である風が無くて助かりました。
(つづく)
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