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2011/01/02

コガタスズメバチ働き蜂による造巣





2010年7月上旬

3日ぶりの定点観察。
既にワーカーが羽化しており、コガタスズメバチVespa analis insuralis)の初期巣に特有の外被の長い首は切り落とされていました。
首部分の解体現場をどうしても見届けたかったのですが、今年も見逃してしまい残念無念…。
梅雨の雨にも負けず風にも負けず通い詰めるべきでした。
外被の増築が進み、複数のワーカーが作業した部分は女王担当部(白色)とは違い、黒色や焦げ茶色の巣材を用いているので美しいマーブル模様ができつつあります。
巣口で見張っている門衛は巨体なのでおそらく創設女王だろう。
前の失敗に懲りて(シリーズ#12参照)個体識別のマーキングを施していませんが、外被作りを終えたワーカーが巣内に戻るときに門衛と体格を比較できます(女王>ワーカー)。
春から単独で営巣してきた女王はこれで危険な外役から解放され、今後は産卵に専念できます。
ワーカーが外被増築の個所を途中で変更し、巣口近くの外被に巣材を追加しています。
新たに帰巣したワーカーが入れ替わり、同じ部分の外被増築を引き継ぎました。

つづく
 


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