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オオモンクロクモバチ♀による麻酔手術
(承前)
獲物を同定するためにオオモンクロクモバチ♀(オオモンクロベッコウ;Anoplius samariensis)が少し離れた隙を狙って、葉上に放置されたクモの側面と眼列を接写。
次に麻痺状態のクモをピンセットで摘んで定規の上にクモを移動し採寸(体長14mm)。
腹部腹面に外雌器を認めました。
獲物は色彩変異型のスジアカハシリグモ♀(Dolomedes saganus)でした。
営巣地の偵察から戻ってきた蜂が獲物を探し回ります。
目の前の定規の上に置いてあるのにも関わらず、記憶(匂い?)を頼りにまず草上を探しました。
辺りを一回りしてようやくクモを発見しました。
このとき蜂も定規の上に乗ったので体長が分かります。
ちょっと見えにくいのですが、毒針でクモを再び刺し、麻酔手術を行ったようです。
麻酔が不十分で覚醒したクモが留守の間に勝手に移動したと思ったのだろうか。
再び獲物を咥えて葉上に運び上げました。
教科書通り、歩脚を振り分けて草の葉に引っ掛けています。
▼その3へ続く
オオモンクロベッコウの喧嘩
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