2010年6月下旬
スジグロシロチョウ♀(Pieris melete)が食草のアブラナ科植物(種名不詳)の回りを飛び回り、葉に止まっては腹部を曲げて葉裏に産卵していました。
一個ずつ産み付けるのか、産卵シーンをじっくり撮りたくても忙しなく飛んで移動してしまいます。
♀が飛び去った後に葉をめくってみると、一粒の卵を発見。
採集・飼育しようか迷ったのですが、忙しくてとても世話する余力がないので諦めました。
【追記】
あまり深く考えずにモンシロチョウと思い込んでいたのですが、YouTubeのコメント欄にて永盛拓行さんより「卵の形状からスジグロシロチョウではないか」とご教示頂きましたので訂正します。
ちなみに撮影地は渓流の脇で、明らかに山地でした。
モンシロチョウの卵はきれいな砲弾形であるのに対してスジグロシロチョウの卵は先端が急に細くなるそうです。(参考サイト)
『謎とき昆虫ノート』第4章:いつでもチョウを! p92 より
モンシロチョウではアブラナ科植物に含まれている特有の成分(シニグリン)をたしかめて産卵することが分かっている。
関連記事(同所で11年後に撮影)▶ 食草の葉表に次々と産卵するスジグロシロチョウ夏型♀
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