平地の二次林で用水路の岸に捨てられていた不燃ゴミが気になりました。
キャットフード「銀のスプーン:まぐろ」の空き袋が落ちていたのです。
調べてみると、飼い主(ヒト)がハサミできれいに開封した後に、何者かが空き袋を真ん中からビリビリに破いて中に残った汁を舐めたようです。
動物の歯型というよりも、鳥が鋭い嘴でつついて引き裂いた跡かもしれません。
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こんな辺鄙な所にヒトがわざわざゴミを1個だけ捨てに来るとは思えませんし、住宅地から風で飛ばされてきたのなら、防風林の林縁で見つかるはずです。
トレイルカメラを設置すると、現場は野生動物の獣道になっています。
おそらくキャットフードの強烈な残り香に惹かれて、野生動物やカラスがゴミ捨て場から空き袋を持ってきたのだろうと想像できました。
この二次林にはイエネコだけでなく、タヌキやキツネなど残飯を荒らす野生動物も往来することが分かっています。
もちろん、写真に撮ってから不燃ゴミを持ち帰って適切に捨てました。
放置しておけば、プラスチックのゴミは永遠に分解されず林内に残ったままです。
野山にゴミを撒き散らす野生動物やカラスはけしからん!とは必ずしも言い切れません。
元々は近隣住民のゴミの捨て方に問題があるのが元凶だからです。
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