2024年5月上旬・午後13:00頃・くもり
里山で沢の上流部を渡河する途中で、岸辺に生えたシダの葉に見慣れない蛾が止まっていました。
翅の先端が鈎状に尖っていることから、カギバガ科の仲間だろうと予想がつきます。
『くらべてわかる蛾 1704種』という図鑑で調べてみると、オビカギバ♂(Drepana curvatula acuta)と名前が判明。(P44に掲載)
この個体は触角が羽毛状に発達しているので、♂のようです。
幼虫の食餌植物は、「カバノキ科:ヤマハンノキ、シラカンバ、ダケカンバ、ヤシャブシ、ウダイカンバ、ヤハズハンノキ」とのことで、シダの葉とは関係ありませんでした。
隠蔽擬態や保護色でもないのに、緑のシダの葉の上で堂々と静止しています。
(バレバレだと思ったのは、私の主観ですね。)
蛾に馴染みのないヒトが見たら、茶色の枯れ葉が乗っているだけのように騙されるかもしれません。
動きが無いと動画ブログのネタにならないので、飛翔シーンの羽ばたきを240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。(@0:12〜)。
シダの葉を軽く揺らすと、オビカギバ♂は準備運動なしですぐに飛び去りました。
シダ植物についても勉強不足の私は苦手意識があり、種類を見分けられません。
なんとなくワラビかな?と予想したものの、シダの葉全体の写真も撮り忘れてしまいました。
ところで、冒頭のシーンで蛾の右には黒くて小さなハバチ(種名不詳)が写っていました。
ゼンマイハバチやワラビハバチなどのように、シダ植物を寄主とするハバチ類がいるらしいのですが、今回は蛾より先に飛び去ってしまいました。
もしハバチ♀の産卵行動が撮れたりしたら、必要に迫られて(重い腰を上げて)シダ植物の名前を調べるでしょう。
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