2024年2月下旬および3月下旬
シーン0:2/20・午後14:26・くもり(@0:00〜)
明るい昼間に撮れた現場の状況です。
平地のスギ防風林で、画面の手前から左奥に向かって根こそぎ倒れた「根返りスギ」の根元にある「根曲がり巣穴a」を自動撮影カメラで見張っています。
今回はカメラの設置場所をいつもとは少し変えてみました。
異常な暖冬のため、林床の積雪は完全に溶けてしまっています。
根曲がり巣穴aでニホンイタチ(Mustela itatsi)が越冬していたのですが、その姿を見かけなくなってしまいました。
シーン1:2/21・午前4:52・(@0:04〜)
未明に、冬毛のホンドテン(Martes melampus melampus)が久しぶりに写りました。
倒木から地面に飛び降りて、左へ走り去りました。
シーン2:3/19・午後14:06・晴れ(@0:11〜)
林床に再び雪が少し積もっていました。
シーン3:3/22・午前3:06・(@0:15〜)
丑三つ時に、テンが手前の水平倒木に乗って立ち止まり、奥を向いていました。
タヌキの残り香が気になるのか、あちこち匂いを嗅ぎ回っています。
その後、テンは奥に飛び降りたものの、根曲がり巣穴aには立ち寄らず、奥に走り去りました。
これほど至近距離から撮れたのに、監視カメラには全く気づいていないようです。
シーン4:3/26・午前0:32・(@0:44〜)
4日後の深夜にも、落葉樹の曲がりくねった「根曲がり」を乗り越えてゆっくり奥へ行くテンの後ろ姿が写っていました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
ホンドテンは、倒木の周囲で野ネズミなどの獲物を探しにときどきやって来るようです。
つづく→
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