2023年12月中旬・午後15:00頃・くもり
野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが山麓の谷に散開し、採食しながらゆっくり遊動していました。
谷の両側の斜面は落葉樹林です。
落葉した冬の森は見通しが良くなり、樹上のニホンザルを見つけやすくなります。
逆にニホンザル達も私に気づいた途端に警戒し、木陰に隠れたり木からスルスルと下りて逃走したりしました。
地形の上から敵に見下されることにニホンザルは強い不安を覚えるのでしょう。
子連れのニホンザル(母子?)も樹上にいました。
欲張ってカメラをズームインし過ぎると、手前の茂みのせいで被写体にピントが合わなくなってしまいます(前ピン)。
最後に見つけた個体は、顔を少し上げたときに、黒い首輪が見えました。
テレメトリー調査用に電波発信器またはGPSを装着しているようです。
成獣♀だと思うのですけど、胸の乳首が枝に隠れて見えません。
落葉樹の曲がった幹に腰掛けていた首輪ニホンザルは、樹上で方向転換して少し右上に登って座り直しました。
私を警戒して、木の間の死角に隠れたつもりなのでしょう。
痒い腰を左手で掻いています。
唇がオレンジ色(茶色?)に染まっているのは、何を食べた跡なのかな?
頬袋に餌を詰めているようで、口をもぐもぐ咀嚼しています。
少し遠くて、ニホンザルの鳴き声はほとんど聞き取れませんでした。
谷の斜面の林床には常緑のササ薮が点在しています。
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