2023年10月下旬
シーン0:10/24・午前10:03(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
山林の斜面を抜ける獣道でカラマツの根元に給餌場を設けました。
緑の果皮が付いたままのオニグルミ落果を画面の中央に30個山盛りにして並べました。
左の窪みには残り6個の山があるはずなのですが、隠れてしまっています。
給餌場のクルミが斜面を転げ落ちて紛失しないように、ストッパーとして数本の落枝を餌場の直下に横向きで並べておきました。
シーン1:10/26・午後21:14(@0:04〜)
野ネズミ(ノネズミ)が右の餌場Rに来ていました。
次に運ぶクルミを選んでいる最中に、うっかりクルミの山を崩してしまい、別の1個が転がり落ちました。
ドングリころころ、どんぐりこ。お池にはまってさぁ大変♪
(私の目論見通り、ストッパーのおかげで斜面の途中で止まりました。)
選んだオニグルミ落果の果皮をその場で齧って剥き始めました。
果皮をきれいに剥き終えたオニグルミ堅果を口に咥えると、カラマツの根本を右から登り始めました。
ところが途中でクルミを落としてしまい、慌てて追いかけます。
(これまたストッパーのおかげで斜面の途中で止まりました。)
暗闇では落とし物を見つけられず、あっさり諦めた野ネズミは、たまたま見つけた別のオニグルミ落果の果皮を改めて剥き始めました。
作業の途中で近くに落とし物を発見した野ネズミは、拾い直して左へ持ち去りました。
野ネズミにとって、私がせっかく置いたストッパーの存在はクルミを運搬する上で邪魔な障害物でしかないようです。
シーン2:10/26・午後21:21(@1:25〜)
5分40秒後、野ネズミが餌場Rに戻って来ていました。
次に選んだオニグルミの果皮を剥いていると、手元が滑ったのか、またもや斜面の左下に転がり落ちてました。
辺りを探し回った末に、今回はなんとか落とし物を見つけ出しました。
野ネズミは闇夜で全く(ほとんど)目が見えてないことが暗視動画から伝わります。
その場で皮剥きを再開しました。
結果的に、カメラのより近くで果皮剥き作業をしてくれるようになりました。
残念ながら、このクルミ堅果を持ち去るシーンは撮れていませんでした。
シーン3:10/26・午後22:30(@2:55〜)
餌場Rに戻ってきた野ネズミがオニグルミ落果の果皮をせっせと齧り取っていると、不安定だったその落果が斜面から転がり落ちました。
慌てて追いかけたものの、なぜか隣りにあった別のクルミの皮を剥き始めました。
果皮を剥いたオニグルミ堅果を持ち去って貯食するまで見届けられませんでした。
【考察】
こうして野ネズミのうっかりミス(NG集)をまとめてみると、なかなか面白いですね。
私がこんな不安定な斜面に給餌場をいい加減に設置したばかりに、研究のために実験室できっちりデザインされた人工的な環境よりも、野ネズミの臨機応変な対応力がより見えてきました。
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