前回の記事:▶ ホンドタヌキの諸活動:8月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】
2023年8月下旬
シーン1:8/23・午前8:16・晴れ・気温27℃(@0:00〜)
旧営巣地(セット)の古い巣穴Lをリフォームしたニホンアナグマ(Meles anakuma)のペアが立ち去ってから3時間15分後、今度はホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)のペアが左から白昼堂々やって来ました。
自然光下で見ると体色に違いがあるのが面白いですね。
白っぽい毛の個体と、焦茶色の毛の個体のペアです。
尻尾の黒斑だけを比べても全く異なります。
アナグマの残り香がするのか、匂いを嗅ぎながら巣口Lの手前から慎重に忍び寄ります。
2頭が横に並んで同時に巣口Lに顔を突っ込み、匂いを嗅ぎました。
夜明け前後にアナグマが巣口Lの拡張工事をしたばかりなので、近所のタヌキは興味津々です。
土を掘り返したばかりの匂いで異変に気づいたようです。
急にタヌキ(茶)が振り返って自分の左肩を甘噛みしました。(@0:36〜)
吸血昆虫に刺されて痒いのかな?
巣穴Lには結局入らず、2頭のタヌキは左右に別れました。
シーン2:8/23・午前8:17・晴れ・(@1:00〜)
別アングルに設置した監視カメラに続きが撮れていました。
ハエ(キイロコウカアブ?)がぶんぶん飛び回る巣口Rへ慎重に近づいたものの、匂いを嗅いだだけで中には入りませんでした。
左へ戻りました。
シーン3:8/23・午前8:17・晴れ・気温29℃(@1:25〜)
左から戻って来たタヌキ(白茶)が、ゆっくり慎重に入巣Lしかけたものの、上半身をトンネルに入れただけで止めました。
獣道を右上奥に立ち去りかけたのに、立ち止まって身震いしました。
やっぱり巣口Lが気になるようで、再び戻ってきました。
巣口Lに左からパートナーのタヌキ(焦茶)も戻ってきました。
合流した2頭は縦列で右へ向かいます。
はしゃいだり遊んだりする様子が全くなかったので、幼獣ではなく♀♂番 の成獣なのでしょう。
※ 動画の一部(シーン2)は編集時に自動色調補正を施しています。
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