2023年8月下旬・午後22:55頃・気温26℃
シーン0:8/14・午後13:51(@0:00〜)
シーン1:8/14・午後14:13(@0:04〜)
明るい時間帯にたまたま撮れた現場の状況です。
ニホンアナグマ(Meles anakuma)一家が転出した後の旧営巣地(セット)を新旧2台のトレイルカメラで見張っています。
シーン2:6/2・午後22:53(@0:07〜)
晩遅くに林縁をアナグマ3頭の群れがうろついていました。
奥の二次林から更にもう1頭がやって来ます。
一番手前にいる個体が、腹面に乳首のある母親♀と判明。
赤外線の暗視映像で見たときに、左右の目の大きさに差があるのが、母親♀の特徴です。(右目<左目)
残る2頭は幼獣なのでしょう。
各々が林床で餌を探し回ったり毛繕いしたりしています。
母親♀が左へ向かうと、その動きに反応して対面のトレイルカメラの赤外線LEDが点灯しました。
ミズキ立木の背後からもう1頭現れ、二次林の奥から更にもう1頭が登場し、珍しく幼獣4頭が勢揃いしました。
計5頭の家族群(母子)のようです。
親子で並ぶと依然として体格差がありますが(母親♀>幼獣)、幼獣もだいぶ大きくなりました。
幼獣だけを単独で見たら、成獣と見分けがつかないかもしれません。
左から戻ってきた母親♀が右へ立ち去りました。
シーン3:6/2・午後22:54・気温26℃(@1:07〜)
別アングルで設置した監視カメラに続きが記録されていました。
左から歩いて来た母親♀は、巣口Lの匂いを嗅いだだけで、中には入りませんでした。
離乳した後は、腹面の乳首はあまり目立たなくなりました。
母親♀と入れ替わるように幼獣が登場。
巣口LRの中間地点に座り込んで、スクワットマーキングしました。(@1:31〜)
ここは最近よくマーキングする地点です。
しかし、次に来た幼獣はそこで匂いを嗅いだものの、スクワットマーキングしませんでした。
シーン4:6/2・午後22:54(@1:43〜)
アナグマの幼獣たちが広場から次々と右へ移動して行きます。
最後に残った幼獣が地面の匂いを嗅いでから、地面に尻を軽く擦り付けました。(スクワットマーキング@1:55〜)
巣口Rに興味を示す個体は居ませんでした。
【考察】
母親♀および幼獣4頭の家族群が採食のついでに旧営巣地へ立ち寄ったようです。
単独行動を好む幼獣が1頭いるので、幼獣の兄弟姉妹4頭が全員揃ったのは珍しいです。
ヘルパー♂はいつものように別行動でした。
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