2023年6月下旬・午後22:00頃
平地のスギ防風林に残されたニホンアナグマ(Meles anakuma)の溜め糞場stmpをカメラトラップで監視すると、野ネズミ(ノネズミ)がよく写ります。
明るい昼間に撮った現場の様子はこちらです。
一方、夜になると暗闇のスギ林の中を夜行性の蛾が複数飛び回っています。
ある晩アナグマの溜め糞場stmpに来ていた野ネズミが、溜め糞から飛び立った(あるいはたまたま低空で飛来した?)夜蛾に襲いかかりました。
蛾は素早く飛んで逃げ、狩りに失敗した野ネズミは手前の切株へ立ち去りました。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
わずか1分半後、次にトレイルカメラが再び起動すると、溜め糞の横で野ネズミが夜蛾を捕食していました。
狩りに成功した瞬間を撮り損ねたのが残念無念。
獲物の翅はちぎってその場に捨て、胴体だけを食べています。
野ネズミの肉食行動は初見で、感動しました。
野生動物のトイレでは食物連鎖の様々なドラマが静かに繰り広げられているのです。
映像からは餌食となった蛾の種類を見分けられません。
この時期(昼間)はトンボエダシャクがよく飛び回っているのを見かけますが、なんとなくシャクガ科ではなくヤガ科のように見えます。
夜行性の蛾の中に獣糞で吸汁する種類がいるらしいということは、過去にも観察しています。
昼行性の蝶と同じく、性成熟に必要なミネラル成分(ナトリウムイオンやアンモニウムイオンなど)を獣糞から摂取しているのでしょう。
関連記事(1年前に杉山で撮影)▶ タヌキが排泄したばかりの溜め糞に群がり吸汁する夜蛾【トレイルカメラ:暗視映像】
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