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2024/02/04

巣穴の外で仮眠するニホンアナグマ:入眠時のジャーキング現象【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年6月上旬 
ニホンアナグマMeles anakuma)が巣外で仮眠を取るシーンをまとめてみました。 
4頭の幼獣を子育てしている♀は、お疲れのようです。 


シーン1:6/3・午後23:20・気温13℃(@0:00〜) 
深夜に手前の巣口Rの横の広場に座った♀が左後足で痒い体を掻いていました。 
そのまま地面に伏せ(伏臥)、しばらくすると寝返りを打って横臥になりました。 
腹に乳首が見えたので、ヘルパー♂ではなく授乳期の♀と分かります。 

寝ながら足が空を掻きました。(@0:29〜) 
これはジャーキング(入眠状態へ移行するときに発生する不随意の筋肉の痙攣)と思われます。
ジャーキングの原因は不明であるが、ある仮説では、入眠時の筋肉の弛緩を、眠っている状態で高所から落下したと、脳、脊髄が間違って神経伝達するのだとされている。長時間起きているときや、眠いのを我慢しているときや、疲れている時にジャーキングは起こりやすい[2]。(wikipediaより引用)
そのまま巣外で寝たのだとすると、巣内は寝苦しいのかもしれません。 


シーン2:6/7・午前4:05・気温16℃(@0:38〜)日の出時刻は午前4:14。 
3日後の日の出直前、アナグマが林縁に座って体を掻いています。 
伏臥になって目を瞑りました。 
しかし寝付けないようで再び起き上がり、体を掻いたり毛繕いしたりしています。 
巣口Rに戻りかけたところで、録画終了。 
この個体は識別できませんでした。 


シーン3:6/7・午前5:21・気温15℃(@1:11〜) 
すっかり明るくなった早朝に、再び林縁で体を掻いているアナグマがいます。 
そのまま腹這いで休んでいます。 
この個体は識別できませんでした。 


シーン4:6/8・午前0:21・気温15℃(@1:43〜) 
翌日の深夜、アナグマが手前の巣口Rの横に座って体を掻いています。 
そのまま横臥で入眠したようです。 
5倍速の早回しに加工すると、呼吸で胸が規則正しく上下しています。 
この個体は識別できませんでした。 


シーン5:6/8・午後18:50・(@2:03〜)日の入り時刻は午後19:03。 
別アングルのトレイルカメラ(旧機種)で撮れた映像です。 
日没前の夕方に手前の巣口Lから♀がアクセストレンチに身を乗り出していました。
 2つの巣口LRの中間地点で腹這いになって休みました。 
明るい日中は黒い過眼線のせいで、目を閉じているかどうか判別できません。 

寝付けないのか、起き上がって仰向けになり毛繕いを始めました。 
腹部に乳首が見えるので、♀と分かります。 


シーン6:6/8・午後21:56・気温19℃(@2:55〜) 
晩に林縁で横臥しています。 
手前の灌木が邪魔でよく見えないのが残念です。 
暇つぶしに前足で地面を掻いているのか、体を掻いているのか、しばらく落ち着きなく動いていました。 
後半は動かなくなったので、仮眠しているようです。 


 ※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


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つづく→

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