2023年5月上旬・午後12:25頃・晴れ
山麓の集落で民家の庭に植栽された躑躅に薄いピンクの花が満開に咲いていました。
私は庭木に疎いのですが、調べてみるとヒラドツツジ(淡ピンクの花が咲く品種)ですかね?
名前が長崎の平戸に由来するように、栽培適地は関東以西らしいです。
寒冷地(雪国)の山形県でも冬に「雪囲い」すれば栽培可能になったのでしょうか?
コマルハナバチ(Bombus ardens)のワーカー♀が複数で忙しなく訪花していました。
近づいて接写すると、風切り音に混じって蜂の羽音♪がかすかに聞こえます。
口吻を伸ばして吸蜜する蜂の後脚を見ると、白い花粉団子を花粉籠に付けて運んでいます。
体毛には白い花粉が付着しています。
橙色の花粉団子を満載した個体は、何か別の蜜源植物から花粉を集めてきた後と思われます。
ヒラドツツジの5枚組の花弁のうち、上側に位置する1枚の花弁だけ内側の根元に赤い斑点が散りばめられているのは、送粉者に蜜腺の在処を知らせる蜜標なのでしょう。
紫外線カメラで撮ると、どう見えるのかな?
晴れているものの春風が吹き荒れる虫撮りには最悪の条件で、じっくりズームインすることが出来ません。
早々に諦めて、240-fpsのハイスピード動画での撮影に切り替えました。(@1:04〜)
強風をものともせず採餌に勤しむコマルハナバチ♀をスーパースローで観察するのも面白いです。
訪花中に強風で激しく揺さぶられても、蜂は必死にしがみついています。(@3:46〜)
激しい風揺れの中、伸ばした口吻の先端で蜜腺を探っています。(@3:18〜)
ヒラドツツジの花から飛び立ったコマルハナバチ♀が次の花に移ろうとしても、風で激しく揺れる花に着陸失敗するNGシーンが撮れていました。(@2:12〜)
0 件のコメント:
コメントを投稿