前回の記事:▶ 雨の降る朝夕に巣穴へ出入りするニホンアナグマ【トレイルカメラ】
2023年5月中旬
シーン1:5/14・午後19:18・(@0:00〜)
小雨がぱらつく晩に、ニホンアナグマ♀(Meles anakuma) がせっせと巣材集めを始めました。
落ち葉などを前脚で抱え込みながら、右奥にある巣穴Rに後ろ向きで入りました。
雨で巣材が濡れている(湿っている)はずなのに、気にせず搬入しました。
すぐに同じ巣穴Rから外に出ると、身震いしてから左の二次林へ向かいました。
ちらっとカメラ目線をくれた際に、右目の小さな♀個体であることが確認できました。
シーン2:5/15・午前3:43・(@0:38〜)
日付が変わった深夜未明、雨は止んでいました。
♀が左手前の巣穴Lから外に出て来ました。
画面の左端で軽く立ち上がると、低木に前脚を掛けました。
カメラの死角で何か作業しています。
灌木の茂みがガサガサ動いているので、枝についた葉を直接採取して寝床(敷き藁、巣材)として集めているようです。
落ち葉だけでは量が足りないのでしょう。
少しずつ後退しています。
巣穴に辿り着く前に、尻切れトンボで録画が終わってしまったのが残念です。
シーン3:5/16・午前3:12・(@2:08〜)
翌日も未明に♀が巣材を巣穴Rへと運び込んでいました。
カメラの電池が消耗していて、細切れの映像になってしまいました。
※ 動画の一部は、編集時に自動色調補正を施しています。
残念ながら、この時期は1台のカメラでしか撮れていません。
アナグマ関連の本を読むと、使い古した巣材や濡れた巣材を外に出して干すのだそうです。(寄生虫対策?)
今回のアナグマは逆に、濡れた落ち葉を巣材として運び込んだので、とても驚きました。
濡れ落ち葉は寝床として冷たいですし、地中でカビが生えたりしないのか?と心配になります。
何か緊急事態が勃発し、新しい巣材が急遽必要になったのでしょうか?
出産が近いので新しい巣材を産室に持ち込んだのか?と想像したものの、私の予想は外れました。
この翌日になんと…。
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