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2023/09/03

雪国で晩冬(2月中旬)に早咲きしたネコヤナギの花

 

2023年2月中旬・午後13:10頃・晴れ 

スノーシューを履いて川沿いの雪原を探索していると、水際に生えたネコヤナギの1株だけが早くも開花していました。 
白くてフワフワの花が咲き始めたばかりで、雄花か雌花か不明です。 
(ネコヤナギは雌雄異株らしいです。)
ネコヤナギは他の柳類よりも早く3月頃から咲くとされています。 
雪国で2月中旬に咲き始めるのはいくらなんでも早過ぎでしょう。 
ヒメハナバチなど花粉を媒介する昆虫(送粉者)は未だ越冬中(羽化していない)ですから、早咲きのネコヤナギは実を付けられないことになります。
急激な地球温暖化の進行で狂い咲きしたのかな?と心配になりますが、開花したのはこの1株だけなので、個体変異なのでしょう。
生物の進化の定義というか原動力として、同種の集団内に様々な変異個体がいるのが普通です。
今後本当に温暖化が更に進むのであれば、早咲きの変異個体が環境に適応して集団内に広まることでしょう。
それと同時に送粉者の昆虫も従来より早くに休眠越冬を終えて羽化してくる必要があります。

次に機会があれば、ネコヤナギが開花する様子を微速度撮影してみたいものです。

後半は、対岸の雪原に見つけた野生動物にズームインしてみました。 
渡河した形跡はありません。






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