2022年10月下旬・午後14:10頃・晴れ
最上川の左岸の砂州にサギ類の混群が集まっていました。
ダイサギの隣り合う個体が互いに向き合うと、長い首を伸ばして真上を向きました。
長い首を見せつける誇示行動なのでしょうか。
まるで背の高さを競い合っているようです。(背比べ)
首を伸ばすディスプレイ中の2羽が嘴でつつきあって小競り合いになりました。
更に嘴でつつこうと突進して、近くの個体を牽制し追い払いました。
背の低い個体の方がむしろ強気で、背の高い相手を追い払ったのが驚きました。
互いに適切な距離を保つと(ソーシャルディスタンス)、群れは平和を取り戻しました。
近くの水門から流れ落ちる水の轟音でかき消されてしまい、ダイサギの鳴き声は聞き取れませんでした。
ネット検索で調べると、サギ類が首を真上に伸ばすのは求愛の誇示行動(ディスプレイ)なのだそうです。
しかし撮影した秋はサギの繁殖期ではありませんし、前後の行動から見ても、今回の首伸ばしは闘争的な誇示行動だと思います。
ダイサギとアオサギの混群でも、ダイサギ対アオサギの小競り合いは見られませんでした。
川面を遊泳していた1羽のカワウ(Phalacrocorax carbo hanedae)が、白鷺の小競り合いを見物に来ました。
遠近法の錯覚かもしれませんが、白鷺の群れに小柄な個体が混じっている気がします。
もしかすると、コサギ(Egretta garzetta)かもしれません。
よく晴れた強い西日を浴びて、白鷺が眩しく白飛びしてしまっています。
手前に生えたヨシの群落が邪魔ですね。
コサギが混じっているのかどうか確かめたくて、よく見えるアングルへと私が移動したら、サギたちは警戒して一斉に下流へ飛び去ってしまいました。
この後、夕方になると、サギ類は河畔林の樹上に集まって塒 入りします。
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