2022年8月上旬・午後13:40頃・晴れ
里山で湧水が溜まった泉を自動センサーカメラで見張っていると、オニヤンマ♀(Anotogaster sieboldii)が単独で飛来しました。
日陰になっている左岸でホバリング(停空飛翔)しながら、岸辺の浅瀬に腹端をチョンチョンと付けて産卵しています。
池の浅瀬に沿って移動しながらあちこちで産卵を繰り返し、飛び去りました。
オニヤンマ♀の産卵行動を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:22~)
この時期はずっとオニヤンマ♂がこの水場で縄張りを張って交尾相手の♀を待ち伏せしていたのに、♂の留守中を狙ったかのように♀が産卵に来たことになります。
これは前回も同じでした。
前回の記事:▶ 山中の池でトレイルカメラが捉えたオニヤンマ♀の産卵
交尾済みのオニヤンマ♀は♂のしつこいセクハラで産卵行動が邪魔されるのが嫌で、意図的に♂を避けているのかもしれません。
それとも監視カメラに写っていないだけで、実は首尾よく交尾できた♂が近くで♀の産卵を見守っているのでしょうか?
水場に飛来したオニヤンマ♀を♂が捕捉して交尾に至る瞬間をトレイルカメラで記録するのは、よほどの幸運に恵まれないと難しそうです。
※ 癖のある旧機種のトレイルカメラを騙し騙し使い続けています。
明るい昼間の動画撮影に難があり、なぜか画面全体がピンク色に点滅するのです。
あまりにも不自然で見づらいので、動画編集時に自動色調補正を施してモノクロに加工しました。
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